天声人语2007年5月1日---大鱼
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下一篇 2007-05-01 11:44:09
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「魚の定義」というジョークがある。《魚とは、逃げた時から成長が速まる生物である》。手元に寄せて逃した一匹ほど、大きいものはない。悔しさが想像を膨らませ、人に話すたびに両手の間隔が広がっていく。
有一则“鱼的定义”的笑话说:“所谓鱼是一种从逃走时开始迅速生长的生物。”没有比眼看到手又逃走的那一条更大的鱼了。后悔使得想象被膨胀,每次对人说起,比划鱼大小的双手间的间隔就越来越大。
★ジョーク [1] joke冗談。しゃれ。
米アラスカ沖のベーリング海で3月、メバルの仲間のヒレグロメヌケ(メス)が捕れた。体長1メートル強、重さ27キロの巨体。朱を帯び、でっぷり丸い腹も見事だが、年齢がすごかった。推定100歳である。
今年3月在美国阿拉斯加白令海峡洋面捕到一只鲪鱼的近亲黑鳍笠子鱼(雌)。这条体型巨大的鱼体长1米多,重量达27公斤。身体带有红色,胖墩墩圆滚滚的肚子很漂亮,但其年龄更令人瞠目结舌――推算有100岁。
★めばる〈動〉鲪鱼,黑鱼,黑头。
★ベーリング-かい 【―海】太平洋北部,アラスカ・シベリア・アリューシャン列島に囲まれた海域。サケ・マス・タラ・カニの好漁場。
★ヒレグロ(ひれぐろ)【漢】鰭黒【学】Glyptocephalus stelleri Korean flounder 硬骨魚綱カレイ目カレイ科に属する海水魚。
★めぬけ〔「目抜け」の意〕カサゴ科の海魚のうち、赤色のものの総称。アコウダイなど。釣りあげられた時、水圧の変化で目が飛び出す所から、この称が有る。美味。
★あけ [0] 【朱・緋】(1)赤い色。緋色(ヒイロ)・朱色・紅色などを含む。
★めす [2] 【雌・牝】(1)動物で,卵巣を有し子や卵を産む個体。符号に♀を使う。⇔雄
魚の年齢は、頭の骨にある耳石(じせき)か、ウロコのしま模様で勘定する。木の年輪と同じ理屈だ。メヌケの長寿は米海洋大気局(NOAA)が耳石から割り出した。この海域は水温が低く、底にいる魚の成長は特に遅い。大きな個体は、それだけの歳月を生き抜いた証しだ。
鱼的年龄是通过头骨中的耳石或者鳞片的条纹花样来判断。和树的年轮是同样的道理。美国海洋大气局通过耳石推断出了这条鱼的高寿。这片海域水温低,生活在底部的鱼生长特别迟缓。这条鱼巨大的个体就是历经漫长岁月的证据。
★耳石(じせき)=へいこう-せき [3] 【平衡石】無脊椎動物の平衡胞や脊椎動物の前庭器官にある粒状の分泌物。脊椎動物では炭酸カルシウムから成り,これの動きにより平衡感覚が生じる。平衡砂。耳石。聴石。
★うろこ【鱗】鳞.¶~がある/有鳞.¶魚の~を落とす/刮掉鱼鳞.¶目から~が落ちるような思いだ/擦亮了眼睛;恍然大悟。
★NOAA 美国国家海洋和大气管理局(National Oceanic and Atmospheric Administration,缩写为NOAA)是隶属于美国商业部下属的科技部门,主要关注地球的大气和海洋变化,提供对灾害天气的预警,提供海图和空图,管理对海洋和沿海资源的利用和保护,
★わり-だ・す [3] 【割(り)出す】 (動サ五)(1)割り算をして答えを出す。計算して結果を出す。算出する。「単価を―・す」(2)ある根拠を基にして結論を導き出す。「犯人を―・す」「医学上の統計から精密に―・されたる結論であつて
★あかし [0] 【証し】確かであるというしるし。証拠。証明。「愛の―」――を立・てる(潔白であることの)証明をする。「身の―・てる」
食卓に縁の深いアジやサバは5年、タイなら20年ほど生きるという。ただし、ほとんどの魚は小さいうちに他の生き物に食べられてしまう。魔の手は、水の上からも伸びてくる。
据说餐桌上常见的鲹鱼、鲐鱼可以活5年,鲷鱼的话可以活20年。只是,大部分的鱼都在体形还小时就被其他的活物给吃掉了。何况从水面之上还会伸来魔手。
★あじ【鰺】〈動〉1((総称として))鯵科鱼. 2((まあじ))竹荚鱼.
★さば〈動〉鲐鱼,青花鱼,鲐巴鱼,油胴鱼.¶秋~/秋天的青花鱼.¶~のみそ煮/酱煮青花鱼.◇~を読む在数量上捣鬼;打马虎眼』.
★たい【鯛】鲷鱼,真鲷,加级鱼『口語』,大头鱼『俗語』.¶えびで~を釣る/吃小亏占大便宜.¶くさっても~/瘦死的骆驼比马大.◇~の尾よりいわしの頭/宁为鸡口,不为牛后.
魚と人の関係を思うとき、金子みすゞの代表作「大漁」に行き当たる。〈朝焼小焼(あさやけこやけ)だ/大漁だ/大羽鰮(おおばいわし)の/大漁だ。/浜は祭りの/やうだけど/海のなかでは/何万の/鰮のとむらひ/するだらう。〉。底引き網にかからなければ、あのメヌケはどれほど生きたのか。弔いは盛大だったことだろう。
说起鱼和人的关系时,首当其冲是金子美玲的代表作《大渔》。“朝霞绚烂中/渔船满载归/大沙丁鱼的/大丰收。/岸上热闹如庙会/海中当是祭奠数万条。”如果不被拖网网住,那些笠子鱼能活多久呢。这祭奠真应该是很盛大的吧。
★たい-りょう [0] 【大漁】漁猟で獲物がたくさんとれること。豊漁。⇔不漁
★ゆき-あた・る [4] 【行き当(た)る】 (動ラ五)〔「いきあたる」とも〕(1)進んで行って行くてをさえぎるものに出合う。「路地の奥で塀に―・る」(2)先へ進みにくい場面に当面する。行きづまる。「難局に―・る」
★あさ-やけ [0] 【朝焼け】日の出の時,東の空が一面に赤くそまること。俗に,雨の前兆とされる。[季]夏。
★こ-やけ [0] 【小焼け】「夕焼け」と語調をそろえていう語。「夕焼け―」
★おお-ば [0] 【大羽】マイワシの大形のもの。
★とむらい [0] 【弔い】〔古くは「とぶらい」〕(1)人の死を悲しみ,哀悼の気持ちを表すこと。くやみ。「―の言葉を述べる」(2)葬式。「お―に参列する」
★そこ-びきあみ [4] 【底引(き)網・底曳き網】引き網の一。海底をさらうように引いて魚をとる網。また,その漁法。日本在来の打た瀬網・手繰り網や外来のトロールなど。[トロール〈漁〉拖网;拖网捕鱼;拖网渔船]
魚は大切な栄養源だ。漁業や釣りは彼らの平均寿命を少し縮めているはずだが、縮めた分は我々に上乗せされている気もする。ならば魚も本望か。年齢不詳の丸干しをかじりながら、身勝手な仮説を転がしてみた。
鱼类是重要的营养来源。虽然渔业和垂钓者应该稍微缩短他们的平均寿命,但感觉缩短的部分被加到了我们身上。这样的话鱼类也满足了吗。一边咬着年龄不祥的鱼干,一面做着自私的假说。
★うわ-のせ [0] 【上乗せ】 (名)スル 前に示した金額・数量・条件などの上に,さらに付け加えること。「二次回答額に一〇〇〇円を―する」
★ほん-もう [0][1] 【本望】(1)本来の望み。かねてからの希望。もとからの志。本懐。「―をとげる」(2)前々からの望みを達して満足すること。「さぞ―だろう」
★まる-ぼし [0] 【丸干(し)】小形の魚や大根などを姿のまま干すこと。また,干したもの。「いわしの―」
★かじ・る [2] 【齧る】 (動ラ五)(1)かたいものの一部を,少しずつ歯でかんで削り取る。「リンゴを―・る」(2)ある分野の勉強を始めてすぐにやめてしまう。「ロシア語を少し―・りました」
★み-がって [2] 【身勝手】 (名・形動)他人の迷惑をかえりみず自分の都合だけで行動したり,考えたりする・こと(さま)。自分勝手。「―な意見」「―過ぎるやり方」「―は許されない」
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