天声人语2007年5月3日---要“保护伞”,更要“保护壳”

上一篇 / 下一篇  2007-05-03 15:44:36 / 个人分类:天声人语

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朝日歌壇賞と俳壇賞の二冠を持つオランダ在住の歌人、モーレンカンプふゆこさんの短歌に、〈窓口で法律用語を調べつつ日本国籍破棄を告げけり〉がある。33歳で異国に帰化した際の、凜(りん)とした決意だ。

拥有朝日歌坛奖和俳坛奖双冠王的侨居在居荷兰的歌人、morennkanbu冬子的短歌中的一首:“在窗口边一边翻查着法律用词,一边说着我要放弃日本国籍了”。33岁成为外国公民时毅然下的决定。

★き-か [1][2] 【帰化】 (名)(1)本人の希望によって他国の国籍を得て,その国の国民となること。「日本に―する」(2)生物が,本来の自生地から人の媒介などで新たな地域に移され,その地の環境で野生化すること。「―植物」
★りん-と [1] 【凛と】 (副)(1)態度や姿などがりりしくひきしまっているさま。「―した態度で会議に臨む」「―した,涼しい目元で/幇間(潤一郎)」(2)声や音がよく響くさま。(3)寒気のきびしいさま。

作者はしかし、森で拾った木の実にまで望郷の念を募らせもする。〈手の中に団栗(どんぐり)といふ故国あり〉。ふゆこさんが思い続ける日本は、いつまでも、海外の同胞が慕う国でいられるだろうか。

但是,作者甚至于到树林中拾树木果实都能勾起他对故乡的强烈思念之情。“手中是祖国有的橡果”。冬子日夜思念的日本能够永远是海外同胞思念的国家呢?

★つの・る [2] 【募る】 (動ラ五)一(自動詞)(1)次第に勢いが激しくなる。ひどくなる。「不安が―・る」「―・る思い」「吹き―・る」(2)力が強くなる。「カノ若イ人ハイカウ―・ッタ/日葡」二(他動詞)広くよびかけて集める。募集する。「希望者を―・る」「寄付を―・る」
★どんぐり[コルクがしの]栓皮栎;[かしわぎの]青冈栎的果实;[くぬぎの]橡实,橡子.◇~の背くらべ/半斤八两

パリ駐在から帰国し、3年ぶりに住んだこの国は改めて新鮮だった。朝のホームに整然と並ぶ人たち、静かな満員電車。小ぎれいで安全な街、眠らぬコンビニと自販機。このささやかな日常の安定こそ、守り伝えるべきものに見える。

从外派巴黎到回国,时隔3年住过的国家面貌焕然一新。早晨站台上秩序井然排队的人们、鸦雀无声的满员电车。整洁、安全的街道、全天无休的便利店和自动售货机。这些细小的日常的安定才是我们应该守护传承的东西.

★ホーム [1]プラットホームの略。月台,站台.¶~を出る/走出月台.__入場券を“月台〔站台〕票”という.
★-ぎれい [2] 【小奇麗】 (形動)整っていて,さっぱりとした快さの感じられるさま。⇔こぎたない「―な店」「身なりを―にする」[相当干净;满漂亮;清爽,整洁.利利索索]

国籍を捨てて、なお残る祖国とは何だろう。山河や文化、同じ言葉を話す懐かしい人々。その一切がつつがなくあるために、国家の仕組みと約束事がある。軍事同盟が「傘」なら、平和憲法は「繭」のように、日本社会に寄り添って平安を包んできたのではないか。

舍弃了国籍,留在心中的祖国还有什么呢?祖国的山河和文化,说相同语言的思念的人。为了保证这一切平安无事,才与国家间组织有了约定。如果军事同盟是“伞”,和平宪法就象“茧”一样,紧贴着日本社会,守护着平安吧。

★つが-な・い [4] 【恙無い】 (形)異常がない。無事である。「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
★まゆ【繭】カイコ・イモムシ・ケムシなどが、さなぎになる時に作ってこもる殻状のもの。口から繊維を出して作り、多くは楕円(ダエン)形。〔狭義では、カイコの繭を指す〕
★より-そ・う [3] 【寄(り)添う】 (動ワ五)ぴったりとそばへ寄る。「―・う二人」

窮屈な繭を抜け出し、傘の下で舞うチョウになりたいと欲する人もいる。だが、世界の現実に合わせて理想を遠慮すれば、情けない現実が大きくなるだけだ。

也有人想挣脱束缚之"茧",成为飞舞在"伞"下的蝴蝶。然而如果根据世界现实认真思考理想的话,无情的现实只会越发严峻。

★えん-りょ 【遠慮】 (名)スル(1) 他人に対して,控え目に振る舞うこと。言動を控え目にすること。「発言を―する」「―なくいただきます」(2) (事情や状況を考え合わせて)やめること。辞退すること。「喪中につき新年の御挨拶は―させていただきます」「おタバコは御―ください」(3) 断ることの遠回しな言い方。「今回は出席を―させていただきます」(4) 遠い先々のことまで見通して,よく考えること。深慮。「深謀―をめぐらす」

朝日俳壇の選者だった石田波郷(はきょう)に、「焦土諷詠(ふうえい)」と称される作品群がある。〈香水の香(か)を焼跡(やけあと)にのこしけり〉。廃虚から書き起こした香り高い志は、四季の美しさや産業技術と並ぶ財産だ。世界がこの水準に追いつくまで、あるべき姿を輝く繭から発信する。

朝日俳坛的前任评委石田波乡有一名为《焦土讽咏》的作品集。“将香水的香留在废墟上了”。从废墟写起的高远志向是可与四季美景和产业技术相媲美的财产。在世界达到这一水平之前,和平宪法之"茧"将以真实的面貌昭示天下,提醒后人。

★かおり【薫り】いつも身辺に漂わせておきたいような、いい におい。「―高い」表記「香り」とも書く。

ここで悠然と待つのが人類愛にかなうと思うが、どうだろう。

我觉得我们悠闲地等待的就是人性之爱实现这一目的,阁下以为如何?





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