天声人语2007年5月6日 一粒米
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下一篇 2007-05-06 16:16:41
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棚田保存の活動に参加して、連休の一日、遠くに海を眺める房総半島の山あいで田植えをした。地元農家のお膳立(ぜんだ)てで、段をなす田の一枚一枚に、鏡のような水が張られている。
我参加了“梯田保护”活动,连休中的一天,在可以远眺大海的房总半岛山间去插秧。当地的农户做好了准备工作,象镜子一样的水面覆盖着一块块成段状的稻田。
★たな-だ [0] 【棚田】山地などの傾斜地に,階段状に作った狭い水田。千枚田。
★やま-あい [0] 【山間】山と山との間。山の中。「―の道」
★お-ぜんだて [0] 【御膳立て】 (名)(1)膳を出し,食器や料理を並べて,すぐ食事ができるようにすること。(2)いつでもとりかかれるように,また,うまく事が運ぶように準備を整えること。「首脳会談を―する」
〈田一枚植えて立去る柳かな〉。名高い芭蕉の句からは、慣れた身ごなしで、すいすい苗を植える姿が浮かぶ。だが日ごろ農作業と縁遠い弱卒は、そうはいかない。腰が定まらず右往左往し、田の中は足跡だらけに。植え付けにも難渋し、進まないことおびただしい。
“吾倚游行柳边站,田间农妇好耕田。” 从芭蕉先生的这千古绝句里好象熟练轻快的插秧身影就浮现在眼前。当然,那些不擅于插秧是达不到这种程度的。他们的腰不稳定忽左忽右,使得田间都是脚印,插秧很吃力,进度也很慢。
★すいすい(副)―と (一)ぶつかったり つかえたり しないで、空中・水中を進んで行く形容。(二)〔口頭〕すらすら。「ことが―と運ぶ」
★み-ごなし [0] 【身熟し】体の動かし方。身のこなし。動作。「軽快な―」
★じゃく-そつ [0] 【弱卒】よわい兵士。⇔強卒
★うおう-さおう [4][2] 【右往左往】 (名)あわてふためいて,あっちへ行ったり,こっちへ来たりすること。あわてて混乱した状態をいう。左往右往。「―の大騒ぎ」「火に追われて―する」
★なん-じゅう [0] 【難渋】 (名・形動)(1)物事がすらすらと運ばない・こと(さま)。「交渉が―する」「悪路に―をきわめる」(2)苦しむこと。困ること。また,そのさま。難儀。「病気がちで―する」
★えん-どお・い [3][4] 【縁遠い】 (形)(1)結婚の相手がみつからず,独身でいる。なかなか縁談がまとまらない。「気立てがいいのに―・い」(2)ほとんど関係がない。関係が薄い。「学問とは―・い生活」
★おびただしい【夥しい】(形)(一)〔数量が〕非常に多い。(二)〔程度が〕はなはだしい。「無礼な(る)こと―」
古く、田植えは女性の仕事とされ、従事する人を早乙女と呼んだ。力のいる田打ちや代掻(しろか)きが男の仕事だった。〈生きかはり死にかはりして打つ田かな 鬼城〉。土に生かされ、土を頼みに命をつなぐ。往時の労働の厳しさを思うと、粛然とさせられる。
古时,插秧就是女人的工作,把从事这个工作的称为“插秧女”。翻地、耙田的重体力活儿是男人干。俗话说:“死去活来的翻地的鬼城。” 生于这片土地,依赖于这片土地,他们的命与土地连接在一起。想到过去人们劳动的艰辛,不禁使人肃然起敬。
★さ-おとめ [0] 【早乙女・早少女】〔「さ」は接頭語〕(1)田植えをする女。[季]夏。《葛飾や―がちの渡し舟/一茶》(2)おとめ。少女。
★た-うち [3] 【田打ち】初春,耕作のために田を打ち返すこと。[季]春。
★しろ-かき [3][0] 【代掻き】水田に水を引き入れ,土を砕き,ならして田植えの準備をすること。田掻き。[季]夏。
★いきかわり-しにかわり 【生き替はり死に替はり】 (連語)何度も生まれかわっていつまでも。
〈粒粒皆辛苦(りふりふかいしんく)すなはち一つぶの一つぶの米のなかのかなしさ〉と詠んだのは山形県出身の斎藤茂吉である。戦前は、小作制度や飢饉(ききん)が農家を痛めつけた。収穫しても自分たちの食べる分はない。白い米粒が農民の「辛苦とかなしさ」を象徴した時代は長く続いた。
出身山形县的斎藤茂吉先生说:“所谓的粒粒皆辛苦就是一粒一粒米都是来之不易。” 战前的佃耕制度及饥饿带给了农民很大的伤害。即使收割到了粮食,自己也没有的吃。白花花的米粒作为农户苦涩与艰辛象征的时代延续了很长时间。
★こ-さく [0] 【小作】地主から土地を借り,小作料を払って,農業を営むこと。また,その人。
戦時中は妙な米の炊き方があった。一昼夜水に漬け、膨張しきったところで火にかける。食糧不足を補うために政府が広めた。名付けて「国策炊き」。量は増えても、しょせん水膨れだから、腹はすぐに減ったそうだ。
战时曾有一种奇妙的蒸米方法。把米在水中浸泡一天一夜,让它膨胀时放到上火煮。这种方法因为可以解决粮食供给不足问题而被政府推广,并命名为国策烹饪法。但听说这种方法虽然可以使米数量增加,但毕竟是经水泡过的,吃过后很快又会饿了。
★みず-ぶくれ [0][3] 【水脹れ】(1)やけどなどのため皮膚の下に水がたまってふくらむこと。また,そのふくらみ。「―ができる」(2)水気を含んでふくれること
さまざまな時を経て、幸か不幸か、素人の米作りが歓迎される時代である。労働の厳しさにも、一粒のかなしさにもほど遠いけれど、参加者の数だけ、米に関心を持つ人は増えたことだろう。
历经各种时期,现在迎来了我们这些外行来产米的时代。不知这是幸还是不幸。虽然辛苦的劳动和一粒米的辛酸已离我们很遥远,但从参加者人数来看,关心大米的人在增加。
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