天声人语2007年5月14日---爆发麻疹

上一篇 / 下一篇  2007-05-14 19:06:03 / 个人分类:天声人语

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マラソンのアベベ選手が東京五輪で優勝したとき、放送局のアナウンサーが妙なコメントをした、と聞いたことがある。たしか、「子ども時代にはしかを克服した名選手」と讃(たた)えた、と記憶している。

听说在马拉松运动员阿贝贝在东京奥运会上获得冠军时,电台一位播音员做了奇怪的讲评。记得这位播音员称赞阿贝贝是“儿童时代就战胜了麻疹的著名运动员”。

★コメント [0][1] [comment] (名)問題・事件などについての意見や見解を述べること。論評。解説。説明。「―を挟む」「―を求める」
★はしか【麻疹】〈医〉麻疹.¶うちの子どもはみな~がすんだ/我家的孩子全都出过麻疹了.


失笑を買ったのは、はしか(麻疹)は当時、子ども時代に誰でもかかる病気だったからだ。「命定め」とも言われ、子どもが育つ通過儀礼のように見られていた。年長者ほど症状が重いとされ、「早く済ませておけ」といった空気さえ周囲にあった。

之所以可笑的是因为麻疹是当时每个人在儿童时代都会生的病。又被称为“命数”,被看作儿童成长过程中的必经仪式一样。一般认为年纪越大,生麻疹时病情就越严重,人们甚至有“早生麻疹好早了”这样的观点。

★しっ-しょう [0] 【失笑】 (名) おかしさをこらえることができず吹き出すこと。「思わず―した」――を買う  失笑の対象となる。失笑される
★つうかぎれい【通過儀礼】その社会の成員のすべてが節目ふしめで経験しなければならないとされる儀礼。入学・卒業・成人式や、出産・結婚の祝いや、家督の相続・葬送・供養など。


子どもの病気と思われてきたはしかが、近年は10~20代の若者に増えているそうだ。今季は首都圏を中心に流行が広まり、上智大学では全学を1週間休講にした。他にも、感染が心配される一部学生を出校停止にした大学がある。国立感染症研究所によれば、01年の大流行のレベルに達しつつある。

据说一直被认为是儿科病的麻疹近年来扩大到10岁~20岁的年轻人。本季麻疹以首都圈为中心向外部蔓延,上智大学全校停课一周。另外,有的大学已禁止容易被传染部分学生出校门。据国立传染病研究所统计,此次疫情已达到2001年麻疹大暴发程度。


咳(せき)や高熱のあと、赤い発疹が広がるため、古い文献では「赤斑瘡(あかもがさ)」と呼ばれた。「はしかみたいなもの」と、不安を打ち消す例えに使われる割に手ごわく、50年代には約9000人が命を落とした年もあった。

由于在咳嗽、高烧之后病人身上会布满红色疱疹,古代文献中称其为“红斑疮”。“就象是麻疹一样的东西”,作为消除人们不安的例子经常被这样用,可是麻疹本身却不好对付。上世纪50年代有的年份甚至约有9000人因麻疹而送命。

★はっ-しん [0] 【発疹】 (名)スル 皮膚に小さい吹き出物のできること。また,その吹き出物。ほっしん。
★てごわい【手強い】(形)たいしたことはないと甘くみくびって接すると、手痛い目にあう様子だ。「不気味で―コンビナート災害/―相手」


東京五輪の2年後にワクチンが導入されると患者は減っていった。今ならアベベへの“称賛”も、素直に受け入れられるかもしれない。そのかわり幼少期に感染せず、免疫の不十分なまま成長する人が増えた。目下の流行には、そうした背景があるようだ。

东京奥运会举行两年后麻疹疫苗被引入日本,患者人数越来越少。现在也许可以坦然接受对阿贝贝的“称赞”。然而,儿童时期没有生过麻疹,免疫能力不全而长大的人越来越多。目前的麻疹疫情流行似乎就有这样的背景。



日本は感染者がまだ多く、米国から「はしかの輸出国」と非難されている。汚名返上のためにも健康のためにも、幼児期のワクチンの接種が、何より大切である。

日本感染麻疹人数还比较多,被美国指责为“麻疹出口国”。为了洗清污名,也为了我们的健康,最重要的是在幼儿期接种疫苗

★おめい【汚名】△不名誉な(悪い)評判。「政治的後進国の―に甘んじる/―を着せられる/―をすすぐ/―返上」
★へん-じょう [0] 【返上】 (名)スル (1)返すことをへりくだっていう語。返進。「官位を―する」(2)返すこと。受け取らないこと。「汚名―」「休暇を―する」


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